ドメインには「.com」や「.net」、「.jp」、「.co.jp」、といった様々な種類が存在します。ドメインの種類は40種類以上は存在し、gameやdesignといったコンセプトに沿ったものまで様々です。
その中でも維持費が安く、良い意味でも悪い意味でも個人から企業まで人気が高いのが「.com」と「.net」です。どちらもお名前.comというドメイン購入サービスでは1年間無料で誰でも簡単に取得ができます。
「.com」と「net」どちらが良いのかというと結論から申し上げると、現在のSEO観点から見るとどちらも低品質に分類されやすいドメインなのでどっちでもいいが正解と言えます。
2024年下半期におけるSEO対策は当たりドメインなら何だって上がる傾向にあるので迷っている人はSEO対策の結果が出なかったことを考慮して両方を取得しておくと良いでしょう。
「.com」と「.net」の意味と違い
.comは「商用の」という意味合い
「.com」はcommercial =商用の
という意味合いになり、全世界のドメインシェアの半数以上を占めていると言われています。
comは認知が高く商業に関して優れたドメインなのでは?
こう思ってしまう人も多いかもしれませんが、「.com」のドメインシェアの大半はスパムサイトが多く占めているので検索エンジンからの評価が良くされない可能性が高いです。
とはいえ、世界規模でサービスを展開する企業やメディアは.comの方が逆に良いというケースもあります。どのようなサービスを展開し、どのようなサイトを作るのかで.comを使うべきかの判断が変わります。
.netは「ネットワーク」という意味合い
「.net」はnetwork=ネットワークという意味合いになります。
IT業界や個人サイトなどの小規模サイトに使われる傾向にありドメインシェアの約4%が.netと言われています。
「.net」はあらゆるジャンルにおいて「情報をまとめている」という意味合いで認知されているケースが多く、個人の趣味サイトやジャンル特化のサイトに使われる傾向が高いです。
ドメインの価値としては「全世界で誰でも取得できる」という観点から.comと同じく検索エンジンから良い評価をされない可能性の高いドメインとなります。
「.com」と「.net」はどちらがいいのか
SEO観点ではどっちだっていい
「.com」と「.net」はだれでも簡単に取得できるドメインのため、価値はどちらも低いです。
そのため、どっちを選んでも問題ありません。
もし、検索エンジンからの評価を気にするのであれば、同じドメイン名を「.com」と「.net」を両方取得して、どちらが先に検索順位がつくかABテストをすることをおすすめします。
コスト観点:「.com」の方が安い
「.com」、「.net」どちらも取得初年度は、お名前.comの利用や各サーバーの年間契約を結ぶことで無料で取得が可能です。2年目以降の維持費で比較すると.comの方が若干安いため、年間のコストを数百円でも下げたい人はcomを選ぶと良いでしょう。
SEO観点でどちらが良いか検証したい人は、取得初年度だけ無料のキャンペーンを使用すれば初年度にcomもしくはnetどちらが良いかのABテストは実質無料でできます。
結局どのドメインを選ぶべきなのか
「.com」や「.net」の他に「.org」や「.design」、「.online」など様々なドメインがありますが、結局どのドメインが良いのかは、SEO対策に優位に働きやすいかどうかで判断するべきです。
ここでは検索エンジンに評価されやすいドメインの種類をご紹介します。ここでの情報は10年以上SEO対策の第一線にいる現役プレイヤーによる2024年時点でのGoogleの評価軸をあらゆるサイトの評価結果を元に記しています。
2024年5月29日にGoogleのアルゴリズム漏洩でプレイヤーの多くが見解の一致した内容にも則しているので参考にご覧下さい。
検索経由でアクセスを集める気が一切ないのであれば、comが安く無難です。他のドメインは更新費が高いのでおすすめしません。
国内サービスやメディアなら「.jp」がおすすめ
日本国内のユーザーが対象となるサイトを作成するなら「.jp」ドメインがおすすめです。「.jp」ドメインは日本のという意味になるので、日本国内にいるユーザーが取得できるものという認識の強いドメインです。
「.com」や「.net」と同じく個人でも取得が可能です。「.jp」ドメインの使用するサイトは国内企業やメディアが多く、個人利用が少ないこともあり、「.com」や「.net」よりも信頼のおけるサイトが多い評価を受けやすい傾向にあります。
日本国内の企業がサイトを制作するなら最低でもjpドメインから始めるべきでしょう。
企業なら.co.jpが絶対的におすすめ
「.co.jp」は株式会社、合同会社、合資会社といった日本の企業だけが取得できるドメインです。corporation、Japanの略になります。
法人化していない個人での取得はできないだけでなく、1社につき1ドメインしか取得できない縛りがあるため、co.jpを使ったスパムサイトはほぼ存在しなく検索エンジンから評価を優遇される傾向の高いドメインになります。
企業として検索エンジン経由でのアクセスを増やしたい、ブランド価値を上げたいという会社はco.jpを取得するべきです。
ドメイン取得のおすすめサービス
無料でドメイン取得するなら「お名前.com」
お名前.comは無料会員登録すると初回特典で「.com」と「.net」のドメインが無料で取得できます。
また、週末には登録したアドレスにクーポンが届くので、それを利用すればjpドメインであっても無料で取得が可能になります。お名前.comで取得したドメインは、設定画面にあるネームサーバーの変更を行えば、別会社のサーバーでも問題なく使用できます。
サーバーもドメインも安くするならエックスサーバー
エックスサーバーとはサイトを公開するのに必要なサーバーを提供するサービスです。個人アフィリエイターから大手企業まで幅広く愛用される人気サーバーです。
人気の理由はSEO対策で求められるサイトの表示速度のパフォーマンスがよく、サポート体制もバッチリ、月のランニングコストも業界トップクラスというのが主です。
エックスサーバーを年間契約(プレミアムプラン)すると特典として「.jp」ドメインでもサーバーを利用している期間中ならずっと無料で利用ができます。
取得する時はサーバー契約から先にすることでドメイン無料特典がスムーズに利用できます。また、ネームサーバーの設定などの初期設定もせずに済むので初心者にも安心簡単です。
エックスサーバーでサーバーもドメインも取得してしまえば管理を1本化できるので、もしホームページ制作を外注する時は、サーバーの情報だけ共有すれば問題ありません。